Creatine kinase活性測定における施設間差是正
標準試料として酵素リファレンス(和光純薬)を用いてCreatine kinase活性の施設間差是正を試みた. 測定試薬は市販の8種類のキットを用い, 3施設の設置機器に適用して測定を行った. 患者血清(n=29)とコントロール血清(n=19)を検体として, 酵素リファレンスで補正した前後の活性値を比較した結果, 各方法の再現性, 方法間の相関は良好であった. 各患者血清(n=29)の基準値(補正後の値)からの偏差の検討では, 各測定法の偏差指数の平均で1.10から2.87を示した. また, 酵素リファレンスの表示値からの偏差(測定値-表示値)は各測定法で-37.3から-81.6U/lを示し,...
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Veröffentlicht in: | 生物試料分析 1992-10, Vol.15 (3), p.143-149 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 標準試料として酵素リファレンス(和光純薬)を用いてCreatine kinase活性の施設間差是正を試みた. 測定試薬は市販の8種類のキットを用い, 3施設の設置機器に適用して測定を行った. 患者血清(n=29)とコントロール血清(n=19)を検体として, 酵素リファレンスで補正した前後の活性値を比較した結果, 各方法の再現性, 方法間の相関は良好であった. 各患者血清(n=29)の基準値(補正後の値)からの偏差の検討では, 各測定法の偏差指数の平均で1.10から2.87を示した. また, 酵素リファレンスの表示値からの偏差(測定値-表示値)は各測定法で-37.3から-81.6U/lを示し, 各測定法間で偏差の違いが見られた. しかし, 各測定法の補正前後の幾何平均値の変動幅は, 補正前で73.0を示したが補正後で57.0と縮小したことから, 補正によりデータが収束したと考えられた. |
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ISSN: | 0913-3763 |