Micro Centrifugal AnalyzerマルチスタットIII F/LSによる血清中ティオフィリン及びフェノバルビタールの酵素イムノアッセイによる定量

「はじめに」近年, 抗てんかん剤や喘息治療剤のティオフィリンの血中濃度測定が盛んに行われるようになり, 迅速に少量の血液で測定する試みがなされている. 即ち, 吸光光度法, ガスクロマトグラフ法, 液体クロマトグラフ法及び酵素免疫測定法など, 数多くの方法が報告されている. 1)~15)これらの方法のうち最近広く用いられている酵素免疫測定法は, 迅速, 簡便で, 薬物に特異的で優れた分析法でキットも多種市販されている. 一方, これらのキットを用いて測定するための測定機器も種々開発されてきている. 最近開発された米国 Instrument Laboratory社(IL社)製MCA IIIは,...

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Veröffentlicht in:生物試料分析 1982, Vol.5 (4), p.43-49
Hauptverfasser: 前田昌子, 辻章夫, 大河原邦子, 小池恵美子, 須永進, 奥山和男
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」近年, 抗てんかん剤や喘息治療剤のティオフィリンの血中濃度測定が盛んに行われるようになり, 迅速に少量の血液で測定する試みがなされている. 即ち, 吸光光度法, ガスクロマトグラフ法, 液体クロマトグラフ法及び酵素免疫測定法など, 数多くの方法が報告されている. 1)~15)これらの方法のうち最近広く用いられている酵素免疫測定法は, 迅速, 簡便で, 薬物に特異的で優れた分析法でキットも多種市販されている. 一方, これらのキットを用いて測定するための測定機器も種々開発されてきている. 最近開発された米国 Instrument Laboratory社(IL社)製MCA IIIは, 遠心方式による自動分析装置で, 多数のサンプルを短時間にかつ同時に測定する機能を有している. すでに, このMCA IIIについて, 比色法を用いる方法についての基礎的検討は, 林ら16)により行われている.
ISSN:0913-3763