試薬としての酵素
「1. はじめに」臨床化学検査, 血液検査血清検査など生体成分の分析を目的とする臨床検査においては多くの場合試薬を必要とする. 試薬を便宜的に分類すると;分析試薬(Analytical reagents)[化学試薬(Chemica reagents)生物試薬(Biological reagents)酵素, 抗原, 抗体, ハプテン, その他の生理活性物質, 細胞となるが, これまでの臨床検査においては圧倒的に化学試薬が多く用いられてきた. しかし「生体」の特殊性たとえば抗原抗体反応とか酵素反応を分析に応用することにより, より特異性の高い, より感度のよい検査を行なうことが期待できる. 生体成...
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Veröffentlicht in: | 生物試料分析 1981, Vol.3 (3/4), p.81-88 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」臨床化学検査, 血液検査血清検査など生体成分の分析を目的とする臨床検査においては多くの場合試薬を必要とする. 試薬を便宜的に分類すると;分析試薬(Analytical reagents)[化学試薬(Chemica reagents)生物試薬(Biological reagents)酵素, 抗原, 抗体, ハプテン, その他の生理活性物質, 細胞となるが, これまでの臨床検査においては圧倒的に化学試薬が多く用いられてきた. しかし「生体」の特殊性たとえば抗原抗体反応とか酵素反応を分析に応用することにより, より特異性の高い, より感度のよい検査を行なうことが期待できる. 生体成分の多くは体内に澄いて酵素的に代謝変換されることはよく知られている. したがって分析しようとする生体成分にはそれぞれに特異的に対応する酵素が存在するはずであり, その酵素を試薬として用いれば非常に有用性を発揮するはずである. 実際我々は, 日常検査において酵素的測定法の形で酵素を試薬として用いている. |
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ISSN: | 0913-3763 |