8. 前立腺癌I-125シード治療の術中計画法における辺縁・中央の線源比の解析
【目的】術中計画法による前立腺癌シード治療を行う際に, Mt. Sinai原法では辺縁75%・中央25%の線源比で治療計画を立てるが, 実際には75%・25%でなくなることが少なくない. 当初, 我々はこの線源比を設定しない変法で治療を行い, 術後の線源比を, Mt. Sinai原法と比較し, 線源比の適正化について検討した. 【対象】当院で2006年12月から2007年2月までにシード単独治療を行った限局性前立腺癌で, T1a~T2a, PSA10未満, Gleason score 6以下または7(3+4)の155例(年齢50~85歳)を対象とし, 変法で治療した前期79例と従来のMt. S...
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Veröffentlicht in: | Journal of JASTRO 2008, Vol.20 (2), p.87-87 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】術中計画法による前立腺癌シード治療を行う際に, Mt. Sinai原法では辺縁75%・中央25%の線源比で治療計画を立てるが, 実際には75%・25%でなくなることが少なくない. 当初, 我々はこの線源比を設定しない変法で治療を行い, 術後の線源比を, Mt. Sinai原法と比較し, 線源比の適正化について検討した. 【対象】当院で2006年12月から2007年2月までにシード単独治療を行った限局性前立腺癌で, T1a~T2a, PSA10未満, Gleason score 6以下または7(3+4)の155例(年齢50~85歳)を対象とし, 変法で治療した前期79例と従来のMt. Sinai原法で治療した後期76例を比較した. 【方法】リアルタイムによるModified Peripheral Loadingとし, 前立腺処方線量D90=160Gy, V100≧90%以上, 尿道U150=0ml, 直腸前壁R100=0mlを目標とした. 変法では, 辺縁領域75%・中央領域25%の線源比を決めず, 中央領域は尿道から1cm以上離した部位に外套針を左右対称に配置し, 辺縁領域の外套針の間隔を・u・cm以下とした. 辺縁領域の線源比を変法とMt. Sinai原法と比較した. 【結果】変法では65.0~92.4(平均77.4)%, Mt. Sinai原法では67.5~87.4(平均78.8)%となり, 両群に有意差は無かった. 2つの方法による術後1ヵ月後への影響もほとんど無かった. 【結論】線源比を設定しない変法は術中の適正化により, Mt. Sinai原法とほぼ等しくなった. いずれも辺縁領域の線源比の平均は75%よりやや高かった. 治療計画ソフトVariSeed(r)7.2versionの線源比設定に参考になるものと思われる. |
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ISSN: | 1040-9564 |