一日多分割照射法の有効性に関する臨床試験(平成7年9月から4年間)

研究背景と目的 近年, 頭頸部, 非小細胞肺癌, 食道癌などを対象に一日に2ないし3回の照射を行う, 一日多分割照射法の有用性が報告されてきた. しかしその多くはretrospectiveなstudyによるものであり第III相比較試験による, 有用性の確認が必要とされてきた. 現在EORTCのhyperfractionation(HFX)に関する第III相比較試験に続いて, CHARTによる頭頸部腫瘍, 非小細胞肺癌を対象とした第III相比較試験, RTOGでのaccelerated fractionation(AFX), Type B, Type Cによる第III相比較試験が進行中であり,...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of JASTRO 2000, Vol.12 (4), p.389-393
Hauptverfasser: 菊池雄三, 喜多みどり, 浜島信之, 晴山雅人, 根本建二, 酒井邦夫, 伊東久夫, 幡野和男, 菅原正, 池田恢, 唐沢久美子, 茂松直之, 佐々木武仁, 小口正彦, 伊藤善之, 西嶋博司, 西村恭昌, 広川裕, 寺嶋廣美, 吉田弘, 玉木義雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:研究背景と目的 近年, 頭頸部, 非小細胞肺癌, 食道癌などを対象に一日に2ないし3回の照射を行う, 一日多分割照射法の有用性が報告されてきた. しかしその多くはretrospectiveなstudyによるものであり第III相比較試験による, 有用性の確認が必要とされてきた. 現在EORTCのhyperfractionation(HFX)に関する第III相比較試験に続いて, CHARTによる頭頸部腫瘍, 非小細胞肺癌を対象とした第III相比較試験, RTOGでのaccelerated fractionation(AFX), Type B, Type Cによる第III相比較試験が進行中であり, その最終結論は得られていない. 本邦でも多施設共同による第III相比較試験の実施, 有用性の検討の必要性が叫ばれており, 本研究は頭頸部腫瘍, 食道癌を対象に本邦での第III相臨床比較試験を行うことにより, 至適分割法とその適応, 有用性を明らかにすることを目的とする.
ISSN:1040-9564