子宮頸癌の放射線療法

研究の背景と目的 子宮頸癌は放射線治療により根治が期待でき, 患者数も多く, 放射線治療では重要な病気の1つであった. 子宮頸癌の根治的放射線治療は1983年, 荒居らにより治療指針が提唱され約15年が経過している1). この間, 我が国では高線量率腔内照射装置が著しく普及し, 多くの施設からこの治療法を用いた治療成績が報告された. しかし, その方法は各施設で多少異なっていた. 今回, 子宮頸癌の放射線治療に関する問題点を明らかにするため, 従来の治療成績を解析し検討を行った. 方法本研究は研究協力施設において, 1983年から1996年の間に行われた過去の子宮頸癌治療成績を解析することを目...

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Veröffentlicht in:Journal of JASTRO 2000, Vol.12 (4), p.379-382
Hauptverfasser: 伊東久夫, 吉田弘, 菊池雄三, 晴山雅人, 兼安祐子, 茂松直之, 中野隆史, 加藤恵利子, 茶谷正史, 竹川佳宏, 戸板孝文
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:研究の背景と目的 子宮頸癌は放射線治療により根治が期待でき, 患者数も多く, 放射線治療では重要な病気の1つであった. 子宮頸癌の根治的放射線治療は1983年, 荒居らにより治療指針が提唱され約15年が経過している1). この間, 我が国では高線量率腔内照射装置が著しく普及し, 多くの施設からこの治療法を用いた治療成績が報告された. しかし, その方法は各施設で多少異なっていた. 今回, 子宮頸癌の放射線治療に関する問題点を明らかにするため, 従来の治療成績を解析し検討を行った. 方法本研究は研究協力施設において, 1983年から1996年の間に行われた過去の子宮頸癌治療成績を解析することを目的とした. なお, 1施設は1985から1996年の成績である. そのため, 以下の項目について各施設にアンケート調査を行い, その結果を集計解析した.
ISSN:1040-9564