直線加速器によるSTEREOTACTIC RADIOSURGERYのためのQUALITY ASSURANCE

要旨:1993年4月より行ってきたライナックによるstereotactic radiosurgeryについてquality assuranceの観点から, 照射精度と線量測定の2つの項目について検討した. 照射精度の向上については, 位置合わせ用レーザーポインタのアイソセンタへのアライメントを行い, ガントリとカウチの回転精度の確認はスターショットの作成により行った. 線量測定についてはTMR, OAR, ROFの測定を, ダイヤモンド検出器, Microchamber, 写真フィルム, P型シリコン半導体検出器などの検出器により行った. これまでの経験から線量測定は2種類以上の検出器による比...

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Veröffentlicht in:Journal of JASTRO 1997-06, Vol.9 (2), p.131-138
Hauptverfasser: 後藤紳一, 林靖之, 南和徳, 内田孝俊, 小幡史郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨:1993年4月より行ってきたライナックによるstereotactic radiosurgeryについてquality assuranceの観点から, 照射精度と線量測定の2つの項目について検討した. 照射精度の向上については, 位置合わせ用レーザーポインタのアイソセンタへのアライメントを行い, ガントリとカウチの回転精度の確認はスターショットの作成により行った. 線量測定についてはTMR, OAR, ROFの測定を, ダイヤモンド検出器, Microchamber, 写真フィルム, P型シリコン半導体検出器などの検出器により行った. これまでの経験から線量測定は2種類以上の検出器による比較が望ましいという結論を得た. 照射精度については, レーザーポインタはわずかの振動でずれが生じるため常に確認の必要があった. また, ガントリ及びカウチの回転精度は1.0mm/360度の精度を現在に至るまで維持しており, 初期設定の重要性を示唆していた. はじめに 近年, 医用linear accelerator(ライナック)を用いて頭蓋内小病変に対し一度に数十Gyの大線量を定位的に集光照射する, いわゆるstereotactic radiosurgeryが盛んに行われその臨床報告も散見される1),2).
ISSN:1040-9564