腹部放射線治療における圧迫照射法

高エネルギーX線外部照射による腹部放射線治療において圧迫照射法を考案した. 圧迫照射法は腹壁と深部腫瘍間距離が短縮するため, 腫瘍線量が増加し, しばしば1門照射法が適応となり健常組織のVolume DoseおよびSpinal Cordの被曝線量の軽減が可能となった. さらに, 腸管の照射野外への移動が期待でき, 大動脈周囲リンパ節転移などの腹部腫瘍ならびに骨盤腔再発腫瘍に対する放射線治療の適応拡大に寄与するものと考えられる....

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Veröffentlicht in:Journal of JASTRO 1992/09/25, Vol.4(3), pp.171-178
Hauptverfasser: 岩田, 和朗, 吉村, 均, 辻, 佳彦, 玉田, 俊明, 堀川, 典子, 大石, 元, 打田, 日出夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:高エネルギーX線外部照射による腹部放射線治療において圧迫照射法を考案した. 圧迫照射法は腹壁と深部腫瘍間距離が短縮するため, 腫瘍線量が増加し, しばしば1門照射法が適応となり健常組織のVolume DoseおよびSpinal Cordの被曝線量の軽減が可能となった. さらに, 腸管の照射野外への移動が期待でき, 大動脈周囲リンパ節転移などの腹部腫瘍ならびに骨盤腔再発腫瘍に対する放射線治療の適応拡大に寄与するものと考えられる.
ISSN:1040-9564
1881-9885
DOI:10.11182/jastro1989.4.171