胆道癌の術中照射治療成績

1976年8月より1987年12月までに, 胆道癌症例31例に対して術中照射を行った.術中照射は8-20MeV電子線で18-35Gy (平均24.3Gy) 照射した.このうち15例に対して20-54Gy (平均37.8Gy) の術後外部照射を併用した.手術内容では, 根治的ないし準根治的に腫瘍切除が行われたのは16例であった.全症例の生存期間中央値は6カ月であり, 生存率では1年32%, 2年22%, 3年13%であった.胆管癌と胆嚢癌の1年生存率を比較すると, それぞれ40%と18%であった.術中照射に術後外部照射を組み合わせた群と非施行群の生存期間中央値は, それぞれ10カ月, 2カ月であ...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of JASTRO 1989/12/25, Vol.1(4), pp.245-252
Hauptverfasser: 田中, 良明, 竹下, 祥敬, 丹羽, 幸吉, 松田, 忠義
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1976年8月より1987年12月までに, 胆道癌症例31例に対して術中照射を行った.術中照射は8-20MeV電子線で18-35Gy (平均24.3Gy) 照射した.このうち15例に対して20-54Gy (平均37.8Gy) の術後外部照射を併用した.手術内容では, 根治的ないし準根治的に腫瘍切除が行われたのは16例であった.全症例の生存期間中央値は6カ月であり, 生存率では1年32%, 2年22%, 3年13%であった.胆管癌と胆嚢癌の1年生存率を比較すると, それぞれ40%と18%であった.術中照射に術後外部照射を組み合わせた群と非施行群の生存期間中央値は, それぞれ10カ月, 2カ月であり, 両者の間には有意差 (p
ISSN:1040-9564
1881-9885
DOI:10.11182/jastro1989.1.245