全盲で両下肢筋力低下の有るK氏のADL向上を目指して~歩行器で安全に歩行出来る迄の援助
高齢患者は退院後, 疾病の状況により活動意欲や筋力が低下し寝てすごすことが少なくない. 上下肢筋力をつけることでADL向上が出来ればと研究に取組み, 介助で歩行器を使って安全な歩行が出来る様になったので報告する. 【事例紹介】K氏82才男性ハンセン病後遺症(右垂手, 右垂足, 四肢の知覚麻痺)左半身不全麻痺があり排泄時以外は殆どベッドに臥床している事が多い. 【方法】研究期間:平成14年11月1日~平成15年1月31日 方法:(1)両下肢の筋力強化訓練をする. ベッドに端座位になり足を片方ずつ真っ直ぐベッドの高さまで上げる. ベッドに寝て足を曲ず片方ずつ30°まで挙上, 寝て両膝を曲げ, 頭を...
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Veröffentlicht in: | 日本ハンセン病学会雑誌 2003-06, Vol.72 (2), p.159-159 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 高齢患者は退院後, 疾病の状況により活動意欲や筋力が低下し寝てすごすことが少なくない. 上下肢筋力をつけることでADL向上が出来ればと研究に取組み, 介助で歩行器を使って安全な歩行が出来る様になったので報告する. 【事例紹介】K氏82才男性ハンセン病後遺症(右垂手, 右垂足, 四肢の知覚麻痺)左半身不全麻痺があり排泄時以外は殆どベッドに臥床している事が多い. 【方法】研究期間:平成14年11月1日~平成15年1月31日 方法:(1)両下肢の筋力強化訓練をする. ベッドに端座位になり足を片方ずつ真っ直ぐベッドの高さまで上げる. ベッドに寝て足を曲ず片方ずつ30°まで挙上, 寝て両膝を曲げ, 頭をもたげておへそを見る. 寝て両膝を曲げ, 尻, 腰を浮かせる. (2)歩行の機会を増やす. 風呂場へ行く時のみの歩行器使用から, 往復とも歩行器使用にする. (3)歩行時の声かけを祭りのかけ声に合わせ「どうかい!どうかい!」に統一する. (4)左手を動かす機会を増やし, 筋力強化訓練をする. 飲食物摂取時はなるべく左手を使用するよう声掛けする. |
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ISSN: | 1342-3681 |