端座位における側方への一側手支持が体幹筋の筋活動に与える影響: 荷重量の変化による検討
端座位での一側手支持は, 起き上がり動作, いざり動作, 反対側へのリーチ動作などにおいて必要な能力である. 日常生活においてこれらの動作をおこなう場合, 体幹筋に筋緊張異常を呈することで体幹に崩れを認め, 動作遂行が困難となっている脳血管障害片麻痺症例をしばしば経験する. 我々はこのような症例に対し, 端座位での側方への一側手支持において, 体幹を崩さないように荷重量を変化させる練習をおこなうことで体幹の安定を求めることがある. そこで今回, 一側手支持への荷重量の変化に伴い, 体幹の安定に関与する体幹筋の筋活動がどのように変化するかを明確にしたいと考え, 端座位での側方への一側手支持におけ...
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Veröffentlicht in: | 関西理学療法 2005, Vol.5, pp.91-95 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 端座位での一側手支持は, 起き上がり動作, いざり動作, 反対側へのリーチ動作などにおいて必要な能力である. 日常生活においてこれらの動作をおこなう場合, 体幹筋に筋緊張異常を呈することで体幹に崩れを認め, 動作遂行が困難となっている脳血管障害片麻痺症例をしばしば経験する. 我々はこのような症例に対し, 端座位での側方への一側手支持において, 体幹を崩さないように荷重量を変化させる練習をおこなうことで体幹の安定を求めることがある. そこで今回, 一側手支持への荷重量の変化に伴い, 体幹の安定に関与する体幹筋の筋活動がどのように変化するかを明確にしたいと考え, 端座位での側方への一側手支持における荷重量の変化が体幹筋(腹斜筋群, 外腹斜筋, 内腹斜筋, 腰背筋群)の筋活動に与える影響について, 筋電図を用いて検討し若干の知見を得たので報告する. |
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ISSN: | 1346-9606 1349-9572 |
DOI: | 10.11354/jkpt.5.91 |