ワルファリン内服患者におけるINRに影響を及ぼす因子
「はじめに」ワルファリンによる心原性脳塞栓症の予防効果は確立されているが, 重篤な出血合併症を生じる危険性も伴っており, 血液凝固検査によるモニターが必要となる. しかし, ワルファリンを至適用量に調整するのは必ずしも容易ではなく, 個体差によるところが多く, コントロールが困難な症例も見られる. 今回我々は, ワルファリン内服患者におけるinternational normalized ratio(PT-INR)に影響を及ぼす因子について検討した. 「対象と方法」1. 対象 2004年4月から2006年3月までに当科外来を受診したワルファリン内服患者86例(男性55例, 女性31例, 平均年...
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Veröffentlicht in: | 東京女子医科大学雑誌 2008, Vol.78 (suppl), p.129-133 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」ワルファリンによる心原性脳塞栓症の予防効果は確立されているが, 重篤な出血合併症を生じる危険性も伴っており, 血液凝固検査によるモニターが必要となる. しかし, ワルファリンを至適用量に調整するのは必ずしも容易ではなく, 個体差によるところが多く, コントロールが困難な症例も見られる. 今回我々は, ワルファリン内服患者におけるinternational normalized ratio(PT-INR)に影響を及ぼす因子について検討した. 「対象と方法」1. 対象 2004年4月から2006年3月までに当科外来を受診したワルファリン内服患者86例(男性55例, 女性31例, 平均年齢68歳)を対象とした. ワルファリンの作用を増強あるいは減弱させる薬剤併用患者は除外した. 基礎疾患は, 心房細動60例, 弁置換術後15例, ペースメーカー植え込み後8例, 卵円孔開存症6例, 血液凝固異常症3例, 抗リン脂質抗体症候群3例であった. |
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ISSN: | 0040-9022 |