生殖医療黎明期における日本卵子学会の役割

「はじめに」この度, はからずも日本卵子学会誌編集委員長の笠井剛先生から, 「卵子学会の歩み」という特集の企画のために, 私に当時の日本哺乳動物卵子学会の黎明期に関する原稿のご依頼があった. 著者は日本哺乳動物卵子学会の前身である昭和48年の第14回卵子談話会から加入した. 平成9年~13年まで理事長を務め, 平成11年には第40回日本哺乳動物卵子学会記念大会を担当させていただいた. そして, 平成21年に本学会の名誉会員にご推挙いただき, 現役の役職を離れて10年近くが経過しているので, すでに記憶が薄れており, うろ覚えながら昔のことを思い出して本稿を著すこととなった. したがいまして,...

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Veröffentlicht in:Journal of Mammalian Ova Research 2019-04, Vol.36 (1), p.15-20
1. Verfasser: 久保春海
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」この度, はからずも日本卵子学会誌編集委員長の笠井剛先生から, 「卵子学会の歩み」という特集の企画のために, 私に当時の日本哺乳動物卵子学会の黎明期に関する原稿のご依頼があった. 著者は日本哺乳動物卵子学会の前身である昭和48年の第14回卵子談話会から加入した. 平成9年~13年まで理事長を務め, 平成11年には第40回日本哺乳動物卵子学会記念大会を担当させていただいた. そして, 平成21年に本学会の名誉会員にご推挙いただき, 現役の役職を離れて10年近くが経過しているので, すでに記憶が薄れており, うろ覚えながら昔のことを思い出して本稿を著すこととなった. したがいまして, 記憶違いや間違った記述もあるやといささか不安でありますのでご指摘いただき, また失礼の段はご容赦を賜れば幸いです. 「哺乳動物卵子談話会について」私が東邦大学医学部を卒業して林基之教授の産婦人科学教室に入局したのは1966年(昭和41年)であるが, その頃の日本卵子学会の前身は哺乳動物卵子談話会と称しており, 日本の卵子研究は未だ始まったばかりだった.
ISSN:1341-7738