48 雌マウスの安楽死から採卵までの時間と卵子の受精, 発生能との相関について

【目的】 現在, 遺伝子改変マウスの爆発的な増加に伴って, それらの系統の胚の作出や産仔の増産に, 体外受精技術が汎用されている. マウスの体外受精法に関しては, 極めて多くのマニュアルが出版されており, 比較的安定した受精率が得られているが, 施設によって, その受精率に差があるように思われる. その要因は様々であるが, ラットにおいて, 安楽死させてから5分以上経過後に卵管から卵子を採取すると, 高頻度に単為発生卵が出現することが知られている(Keefer and Schuetz, 1982). そこで, 本実験では安楽死から採卵までの時間が, マウス卵子の受精・発生能に及ぼす影響について...

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Veröffentlicht in:Journal of Mammalian Ova Research 2011, Vol.28 (2), p.S75-S75
Hauptverfasser: 中潟直己, 福本紀代子, 近藤朋子, 春口幸恵, 竹下由美, 中牟田裕子, 松永寛子, 岩本まり, 高橋郁, 土山修治, 竹尾透
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】 現在, 遺伝子改変マウスの爆発的な増加に伴って, それらの系統の胚の作出や産仔の増産に, 体外受精技術が汎用されている. マウスの体外受精法に関しては, 極めて多くのマニュアルが出版されており, 比較的安定した受精率が得られているが, 施設によって, その受精率に差があるように思われる. その要因は様々であるが, ラットにおいて, 安楽死させてから5分以上経過後に卵管から卵子を採取すると, 高頻度に単為発生卵が出現することが知られている(Keefer and Schuetz, 1982). そこで, 本実験では安楽死から採卵までの時間が, マウス卵子の受精・発生能に及ぼす影響について検討を行った.
ISSN:1341-7738