媒精7時間後のrescue ICSIの有用性
【目的】 遺伝的リスクなどの問題から安易なICSIの適応は避けるべきであると言われている. 当院ではICSIの適応を重度の男性因子症例およびconventional IVF(以下c-IVF)での反復する受精障害症例としてきた. そのためc-IVF全周期のうち約10%に受精卵を得られない完全受精障害を認めていた. その救済策として2009年7月より, 媒精後早期に施行するrescue ICSIを導入した. その現状について報告し, 有用性を検討する. 【対象と方法】 受精兆候観察の適応は初回もしくは2回目のc-IVF症例, 軽度の男性因子症例, c-IVF受精障害既往症例とした. 2009年7月...
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Veröffentlicht in: | Journal of Mammalian Ova Research 2011-04, Vol.28 (2), p.S21-S21 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】 遺伝的リスクなどの問題から安易なICSIの適応は避けるべきであると言われている. 当院ではICSIの適応を重度の男性因子症例およびconventional IVF(以下c-IVF)での反復する受精障害症例としてきた. そのためc-IVF全周期のうち約10%に受精卵を得られない完全受精障害を認めていた. その救済策として2009年7月より, 媒精後早期に施行するrescue ICSIを導入した. その現状について報告し, 有用性を検討する. 【対象と方法】 受精兆候観察の適応は初回もしくは2回目のc-IVF症例, 軽度の男性因子症例, c-IVF受精障害既往症例とした. 2009年7月から2010年12月までに当院でc-IVFを行い, 媒精5・6・7時間後に受精兆候を観察した544周期を対象とした. 受精兆候は第2極体の放出が確認された卵を兆候ありと判断した. 受精障害ありと判断した場合, 兆候の無い残り全てのM II卵に媒精7時間後にrescue・ICSIを施行した. |
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ISSN: | 1341-7738 |