20 精子調整の前後での精子DNA断片化率の比較検討

【目的】体外受精成績の関連に関する報告は増加している. しかし, 精子調整前後での精子DNA断片化率(sperm DNA fragmentation index, 以下DFIと略)の変化についての研究報告は少ない. そこで今回我々は体外受精における精子調整において精子調整前後でのDFIを分析し, 比較検討した. 【対象と方法】2008年4月から12月に当院でARTを施行した, 極度の乏精子症ではない男性32症例を対象とした. 被験者からは研究への同意を得た. 精子調整は, 精液を45%Isolate(Irvine社製)にて遠心処理を行った後にできたペレットをMS管(十慈フィールド社製)にてsw...

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Veröffentlicht in:Journal of Mammalian Ova Research 2009, Vol.26 (2), p.164-164
Hauptverfasser: 山野辺千沙, 中原裕子, 畑毛一枝, 谷岡睦美, 熊谷惠, 西尾京子, 濱田啓義, 松下克子, 七里泰正, 柳田薫, 朝倉寛之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】体外受精成績の関連に関する報告は増加している. しかし, 精子調整前後での精子DNA断片化率(sperm DNA fragmentation index, 以下DFIと略)の変化についての研究報告は少ない. そこで今回我々は体外受精における精子調整において精子調整前後でのDFIを分析し, 比較検討した. 【対象と方法】2008年4月から12月に当院でARTを施行した, 極度の乏精子症ではない男性32症例を対象とした. 被験者からは研究への同意を得た. 精子調整は, 精液を45%Isolate(Irvine社製)にて遠心処理を行った後にできたペレットをMS管(十慈フィールド社製)にてswim up-down法を行った. その後, 内溝に沈殿している精子を回収し, 調整後サンプルとし, 1症例につき調整前サンプルと合わせて2サンプル回収した. DFIの測定は, sperm chromatin dispersion(SCD)法を原理とするHalospermキット(Halotech社)を用いた. 統計解析にはMedCalc v. 4.2(MedCalc社)にて, P
ISSN:1341-7738