単胚移植に関するガイドラインと海外の動向

多胎妊娠がARTの合併症であるという認識により, 北欧にはじまったSETが急速に日本を含むART先進諸国に浸透しつつある. 当初, クリニックによる自主的なコントロールであったSETには, その後, 法律やガイドラインによる移植胚数制限だけでなく, 治療に対する費用の負担面からさまざまな誘導が行われてきた. 一定の条件のもとでは, SETによる治療成績が複数胚移植に遜色ないことが明らかになった現在, 患者への十分な説明を前提にして, 可能な限りSETへ移行することが必要である....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of Mammalian Ova Research 2008, Vol.25 (2), p.98-104
Hauptverfasser: 石原理, 梶原健, 岡垣竜吾, 高井泰, 林直樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:多胎妊娠がARTの合併症であるという認識により, 北欧にはじまったSETが急速に日本を含むART先進諸国に浸透しつつある. 当初, クリニックによる自主的なコントロールであったSETには, その後, 法律やガイドラインによる移植胚数制限だけでなく, 治療に対する費用の負担面からさまざまな誘導が行われてきた. 一定の条件のもとでは, SETによる治療成績が複数胚移植に遜色ないことが明らかになった現在, 患者への十分な説明を前提にして, 可能な限りSETへ移行することが必要である.
ISSN:1341-7738