23 媒精時間及びROSの胚発育に与える影響について
【目的】体外受精における媒精時間は一般的に16~18時間であるが, 媒精時間を短くした方が, 胚の発育や妊娠率が高くなるという報告がある. 長期間の培養でROSが多量に産生され, 胚発育を障害したり, 透明帯を硬化させると云われている. そこで, 胚と精子を何時間以上培養するとその後の胚発育に影響を与えるかどうかマウスの胚とヒト精子を用いて検討し, さらに長期間培養によって産生されるROSのレベルも検討した. 【方法】[実験1]4~6週齢のB6D2F1雌マウスをPMSG7. 5IUにて過排卵誘発し, 48時間後にhCG5IUを投与し, matingさせhCG投与15-17時間後に, 受精卵を採...
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Veröffentlicht in: | Journal of Mammalian Ova Research 2005, Vol.22 (2), p.129-129 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】体外受精における媒精時間は一般的に16~18時間であるが, 媒精時間を短くした方が, 胚の発育や妊娠率が高くなるという報告がある. 長期間の培養でROSが多量に産生され, 胚発育を障害したり, 透明帯を硬化させると云われている. そこで, 胚と精子を何時間以上培養するとその後の胚発育に影響を与えるかどうかマウスの胚とヒト精子を用いて検討し, さらに長期間培養によって産生されるROSのレベルも検討した. 【方法】[実験1]4~6週齢のB6D2F1雌マウスをPMSG7. 5IUにて過排卵誘発し, 48時間後にhCG5IUを投与し, matingさせhCG投与15-17時間後に, 受精卵を採取した. 得られたPN卵を, fertilization medium中でヒト精子と, 2, 4, 6, 8, 10, 12, 20時間と共培養した後, cleavage mediumに移した後, 5日間培養し, 胚の発育状況を観察した. 精子は, 妊孕性が確認された正常なボランティアの精子を用いた. [実験2]マウス胚とヒト精子を共培養したcoincubated groupと, ヒト精子のみを培養したincubated groupに分け, 培養6時間後と20時間後にluminol-dependent chemiluminescence assay(luminometer LUMAT LB 9501)を用いてROSの値を測定した. |
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ISSN: | 1341-7738 |