保険薬局薬剤師におけるエビデンス創出に対する意識 : 岡山県薬剤師会会員に対する大規模実態調査
「緒言」近年, 薬剤師業務の多様化に伴い, 政府及び国民からの保険薬局薬剤師に対するニーズは大きく変化している. 厚生労働省は, 2025年問題を見据えて地域包括ケアシステムの構築を推進しており, 健康サポート薬局の認定等を通じ, かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師が地域医療に果たす役割に大きな期待を寄せている. 特に直近では, 2021年8月より新たに薬局機能認定制度を導入し, 地域連携薬局及び専門医療機関連携薬局の認定が開始された. また, 保険薬局薬剤師が取得可能な認定・専門薬剤師制度も拡充しつつあり, 今後ますます保険薬局薬剤師の活躍の場が広がることが考えられる. このような中, 例えば...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2023-04, Vol.143 (4), p.393-404 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」近年, 薬剤師業務の多様化に伴い, 政府及び国民からの保険薬局薬剤師に対するニーズは大きく変化している. 厚生労働省は, 2025年問題を見据えて地域包括ケアシステムの構築を推進しており, 健康サポート薬局の認定等を通じ, かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師が地域医療に果たす役割に大きな期待を寄せている. 特に直近では, 2021年8月より新たに薬局機能認定制度を導入し, 地域連携薬局及び専門医療機関連携薬局の認定が開始された. また, 保険薬局薬剤師が取得可能な認定・専門薬剤師制度も拡充しつつあり, 今後ますます保険薬局薬剤師の活躍の場が広がることが考えられる. このような中, 例えば外来患者や在宅患者に対する積極的な有害事象モニタリングや, 来局者に対する健康食品及びサプリメントに関する相談対応などを通じて, 保険薬局薬剤師による介入が医薬品の有害事象や相互作用などを改善する機会が以前と比較し格段に増加している. |
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ISSN: | 0031-6903 |
DOI: | 10.1248/yakushi.22-00151 |