ラメルテオン・スボレキサントを含めた睡眠薬の服用と転倒への影響:症例対照研究
「緒言」転倒はときに骨折や機能障害を引き起こし, QOLの低下や寝たきり, 要介護状態の原因となるため, 医療安全管理上で最も重要な問題の1つである. また, 転倒に関連する因子には, 加齢, 女性, body mass index (BMI) 低値, 転倒歴, activities of daily living (ADL) の低下, 認知機能障害, 脳梗塞の既往, せん妄, うつ, 糖尿病, 薬剤の影響などの内因性の因子や履物や照明などの外因性の因子があり, それらが複雑に関連し転倒が発生する. 薬剤では, 睡眠薬, 抗不安薬, 抗うつ薬, 抗精神病薬などの向精神薬, 降圧薬, 利尿薬,...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2020/08/01, Vol.140(8), pp.1041-1049 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」転倒はときに骨折や機能障害を引き起こし, QOLの低下や寝たきり, 要介護状態の原因となるため, 医療安全管理上で最も重要な問題の1つである. また, 転倒に関連する因子には, 加齢, 女性, body mass index (BMI) 低値, 転倒歴, activities of daily living (ADL) の低下, 認知機能障害, 脳梗塞の既往, せん妄, うつ, 糖尿病, 薬剤の影響などの内因性の因子や履物や照明などの外因性の因子があり, それらが複雑に関連し転倒が発生する. 薬剤では, 睡眠薬, 抗不安薬, 抗うつ薬, 抗精神病薬などの向精神薬, 降圧薬, 利尿薬, β遮断薬, non-steroidal anti-inflammatory drugs (NSAIDs), 麻薬, 抗パーキンソン病薬などが転倒に影響し, 服用している薬剤の分類にかかわらず服用薬剤数の増加, つまりポリファーマシー自体も転倒のリスクとなることが報告されている. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.20-00018 |