小児科近隣薬局における完全分離型の感染症待合室,非感染症待合室の有用性評価
「緒言」一般に, 麻疹, respiratory syncytial(RS)ウイルス, 流行性結膜炎, インフルエンザ等の感染力が強い疾患に罹患している患者は, その治療のために病院, 診療所, 薬局を受診, 来局する. その際, 受診, 来局した医療機関における二次感染は, 患者自身の疾患の回復遅延だけでなく, 症状悪化にもつながる可能性が考えられる. しかしながら, このような二次感染のリスクが十分予測できるにもかかわらず, 多くの患者は水平感染のリスクに曝されていることを意識していない場合がほとんどである. 感染様式には空気感染, 飛沫感染, 接触感染等が存在する. これらの感染を防ぐた...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2020/04/01, Vol.140(4), pp.585-589 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」一般に, 麻疹, respiratory syncytial(RS)ウイルス, 流行性結膜炎, インフルエンザ等の感染力が強い疾患に罹患している患者は, その治療のために病院, 診療所, 薬局を受診, 来局する. その際, 受診, 来局した医療機関における二次感染は, 患者自身の疾患の回復遅延だけでなく, 症状悪化にもつながる可能性が考えられる. しかしながら, このような二次感染のリスクが十分予測できるにもかかわらず, 多くの患者は水平感染のリスクに曝されていることを意識していない場合がほとんどである. 感染様式には空気感染, 飛沫感染, 接触感染等が存在する. これらの感染を防ぐために, 病院, 診療所においては, 感染症患者と非感染症患者の待合室を分離していることもある. 一方, 薬局においては, 待合室を分離しているところは少なく, 感染症待合室と非感染症待合室を完全分離することができれば, 水平感染を防ぐことができると考えられる. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.19-00189 |