プラミペキソール徐放錠の先発・後発医薬品におけるPTP包装シートの使用性及び製剤特性の比較検討
「緒言」パーキンソン病は進行性の運動障害を特徴とする疾患であり, 治療薬には主にドパミン製剤が使用されている. しかし, ドパミン製剤は長期間服用によりジスキネジアなどの運動合併症の出現が問題となる. 運動合併症が生じる要因の1つに, ドパミン製剤は半減期が短く血中濃度が持続しないためドパミン受容体への刺激が間歇的になることが考えられることから, 持続的にドパミン受容体を刺激することにより運動合併症の軽減又は予防できるとの報告がある. プラミペキソール速放錠は, パーキンソン病治療薬として開発された非麦角系ドパミンD2受容体作動薬である. この治療薬はパーキンソン病未治療あるいは軽症のパーキン...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2019/09/01, Vol.139(9), pp.1185-1193 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」パーキンソン病は進行性の運動障害を特徴とする疾患であり, 治療薬には主にドパミン製剤が使用されている. しかし, ドパミン製剤は長期間服用によりジスキネジアなどの運動合併症の出現が問題となる. 運動合併症が生じる要因の1つに, ドパミン製剤は半減期が短く血中濃度が持続しないためドパミン受容体への刺激が間歇的になることが考えられることから, 持続的にドパミン受容体を刺激することにより運動合併症の軽減又は予防できるとの報告がある. プラミペキソール速放錠は, パーキンソン病治療薬として開発された非麦角系ドパミンD2受容体作動薬である. この治療薬はパーキンソン病未治療あるいは軽症のパーキンソン病患者に対する初期治療に対して使用されることが多く, ドパミン系運動性合併症の発現を遅らせることが認められている. 2011年4月には, 1日1回のプラミペキソール徐放錠(ミラペックス(R) LA錠 0.375mg)が登場し, 24時間にわたり安定した血中濃度が維持できることから, 速放錠に比べて有用性が高いことが示されている. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.19-00029 |