予測性評価に基づいたバンコマイシンTDM解析ソフト変更後の効果検証

「緒言」抗methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA) 薬である塩酸バンコマイシン (vancomycin ; VCM) は, 耐性株の選択を防ぎ, 有効かつ安全に使用するために, 投与直前の目標血中濃度 (トラフ値) を10-20μg/mLとすることが推奨されている. したがって, 初期投与設計を適切に行い, 速やかに目標血中濃度域へ到達させることはVCMの適正使用上重要である. VCMの初期投与設計においては, therapeutic drug monitoring (TDM) 解析ソフトが利用されている. その代表として, SHIO...

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Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2017/09/01, Vol.137(9), pp.1185-1192
Hauptverfasser: 今井, 俊吾, 山田, 武宏, 石黒, 信久, 宮本, 剛典, 鏡, 圭介, 冨山, 直樹, 新沼, 悠介, 長崎, 大亮, 鈴木, 幸司, 山神, 彰, 笠師, 久美子, 小林, 正紀, 井関, 健
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:「緒言」抗methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA) 薬である塩酸バンコマイシン (vancomycin ; VCM) は, 耐性株の選択を防ぎ, 有効かつ安全に使用するために, 投与直前の目標血中濃度 (トラフ値) を10-20μg/mLとすることが推奨されている. したがって, 初期投与設計を適切に行い, 速やかに目標血中濃度域へ到達させることはVCMの適正使用上重要である. VCMの初期投与設計においては, therapeutic drug monitoring (TDM) 解析ソフトが利用されている. その代表として, SHIONOGI-VCM-TDM Ver.2009 (VCM-TDM ; 塩野義製薬株式会社, 大阪) 及びバンコマイシン「MEEK」TDM解析ソフトVer.2.0 (MEEK ; Meiji Seikaファルマ株式会社, 東京) がある.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.17-00080