副作用の発見及び重篤化回避に対する薬剤師の介入効果とその解析
「緒言」近年, わが国の医療は, 超高齢社会に伴う疾病構造の変化や医療技術の進歩などにより, 専門的かつ高度化・複雑化している. さらに, 疾病予防や健康維持・増進など, 国民の健康に対する関心も高まっており, より質の高い, 安心で安全な医療が求められている. そこで, 高度な専門性を有する多職種の協働・連携によるチーム医療が提唱され, 各医療機関で推進されるようになった[平成22年4月30日, 厚生労働省医政局長通知(医政発0430第1号)]. また, 薬剤師には, 医薬品適正使用の更なる推進を目的に, 病棟薬剤業務実施加算が新設(平成24年度診療報酬改定)される等, 薬物療法の有効性や安...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2017/06/01, Vol.137(6), pp.767-774 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」近年, わが国の医療は, 超高齢社会に伴う疾病構造の変化や医療技術の進歩などにより, 専門的かつ高度化・複雑化している. さらに, 疾病予防や健康維持・増進など, 国民の健康に対する関心も高まっており, より質の高い, 安心で安全な医療が求められている. そこで, 高度な専門性を有する多職種の協働・連携によるチーム医療が提唱され, 各医療機関で推進されるようになった[平成22年4月30日, 厚生労働省医政局長通知(医政発0430第1号)]. また, 薬剤師には, 医薬品適正使用の更なる推進を目的に, 病棟薬剤業務実施加算が新設(平成24年度診療報酬改定)される等, 薬物療法の有効性や安全性の向上に一層貢献することが求められている. このような社会的背景により, 各医療機関における薬剤師の病棟常駐化が促進され, これまで以上に質の高いチーム医療が実践されるようになった. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.16-00246 |