生体内在性オピオイドの性質と機能的役割
「1. はじめに」本誌から薬学での研究を振り返る総説執筆の機会を頂いた. 約40年間を通し研究生活を通じて多くの方々との出会いと経験を交えて振り返る. 私の研究生活は, 大阪薬科大学の学生時代から始まったと言える. 「薬理学」を選んだ理由は特にないが, 当時から薬学 = 化学の概念があり, 優秀な学生は化学系の研究室に興味をしめしていた. しかし, 化学があまりすきでなかったので, 2年生になり, 「薬理学」の授業がカリキュラム上始まっていなかったが, よくわからぬままに羽野壽教授, 金戸洋助教授, 大阪大学から出向されていた仮家公夫先生の薬理学教室に出入りし, 先輩方の研究や実習のお手伝いを...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2016/04/01, Vol.136(4), pp.591-605 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」本誌から薬学での研究を振り返る総説執筆の機会を頂いた. 約40年間を通し研究生活を通じて多くの方々との出会いと経験を交えて振り返る. 私の研究生活は, 大阪薬科大学の学生時代から始まったと言える. 「薬理学」を選んだ理由は特にないが, 当時から薬学 = 化学の概念があり, 優秀な学生は化学系の研究室に興味をしめしていた. しかし, 化学があまりすきでなかったので, 2年生になり, 「薬理学」の授業がカリキュラム上始まっていなかったが, よくわからぬままに羽野壽教授, 金戸洋助教授, 大阪大学から出向されていた仮家公夫先生の薬理学教室に出入りし, 先輩方の研究や実習のお手伝いをしていた. このとき出会ったのがマグヌス法で, 薬物作用が目ではっきりと見ることができることに驚きと興味を持った. 諸先輩方が生薬「またたび」成分であるβ-フェニルエチルアミンの摘出腸管に対する作用を調べられておりそのお手伝いをした. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.15-00265 |