薬学部学生への生活習慣病予防に関する遺伝子検査の実施とそれを題材としたセミナーの評価
「緒言」 最近の分子標的薬等, 薬物療法の目覚ましい進歩により, 薬剤師も更なる個別化医療実施のためのゲノム薬理学的な遺伝子検査に関与し, 薬剤師の職能を充実させる必要がある. ゲノム薬理学及び薬理遺伝学の分野における重要な用語の定義等に関して, 厚生労働省は, 日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)の合意に基づき「ゲノム薬理学における用語集」にとりまとめている. これによると, 「ゲノム薬理学(pharmacogenomics; PGx)」とは, 「薬物応答と関連するDNA及びRNAの特性の変異に関する研究」であり, 「薬理遺伝学(pharmacogenetics; PGt)」はゲノム薬理...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2016/02/01, Vol.136(2), pp.337-350 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」 最近の分子標的薬等, 薬物療法の目覚ましい進歩により, 薬剤師も更なる個別化医療実施のためのゲノム薬理学的な遺伝子検査に関与し, 薬剤師の職能を充実させる必要がある. ゲノム薬理学及び薬理遺伝学の分野における重要な用語の定義等に関して, 厚生労働省は, 日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)の合意に基づき「ゲノム薬理学における用語集」にとりまとめている. これによると, 「ゲノム薬理学(pharmacogenomics; PGx)」とは, 「薬物応答と関連するDNA及びRNAの特性の変異に関する研究」であり, 「薬理遺伝学(pharmacogenetics; PGt)」はゲノム薬理学の一部であり, 「薬物応答と関連するDNA配列の変異に関する研究」であると定義されている. しかし, ゲノム薬理学の臨床での応用はいまだ少ない. ゲノム薬理学の臨床応用として保険適用されているのは, イリノテカンの活性代謝物であるSN-38をグルクロン酸抱合するウリジン二リン酸グルクロン酸転移酵素[uridine diphosphate glucuronosyltransferase(UGT)]であるUGT1A1の遺伝子多型診断薬のみである. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.15-00170 |