検査デバイスや症候学的スキルを駆使した地域住民へのヘルスアセスメント

「1. 序論」2014年4月, 新たな診療報酬改定を迎えた日本の医療制度は, 薬局そして薬剤師の職能に関しても大きな転換期となることが予測される. なぜなら, この報酬改定と「薬局の求められる機能とあるべき姿」が明示されることによって, これまで処方せんによる調剤だけで成り立っていた薬局経営が変化していくことが確実だからである. 具体的には, 在宅医療への係わりを評価するために基準調剤加算という施設基準には在宅での薬学管理指導の実績が必要になったことや, 在宅療養している患者などが休日・夜間においても適切な医療を受けることができるよう, 24時間調剤等に対応することが必要条件として設定したこと...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2015/02/01, Vol.135(2), pp.175-179
Hauptverfasser: 赤川, 信一郎, 森川, 則文, 池田, 佳代, 岡崎, 照夫, 高橋, 俊輔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 序論」2014年4月, 新たな診療報酬改定を迎えた日本の医療制度は, 薬局そして薬剤師の職能に関しても大きな転換期となることが予測される. なぜなら, この報酬改定と「薬局の求められる機能とあるべき姿」が明示されることによって, これまで処方せんによる調剤だけで成り立っていた薬局経営が変化していくことが確実だからである. 具体的には, 在宅医療への係わりを評価するために基準調剤加算という施設基準には在宅での薬学管理指導の実績が必要になったことや, 在宅療養している患者などが休日・夜間においても適切な医療を受けることができるよう, 24時間調剤等に対応することが必要条件として設定したことが挙げられる. そのほか, 後発医薬品の調剤率に関してハードルを高め, お薬手帳というパーソナルデータを持ち歩くためのノートを活用するよう指導し, 実際に活用されているか否かによっても報酬が変わるよう改定された.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.14-00201-3