学部主導型薬学教育改革を目指して—第三者評価視点からみた教育改革
薬学6年制教育における分野別評価, いわゆる第三者評価が2014年度から本格的に始まった. 6年制薬学教育における教育成果を媒介に, 教育プログラムの一連の活動に関する質の監視と向上を目的とした同僚評価(Peer Review)である. 適切な評価を行うために, 教育のエビデンスが重要視されるようになったものの, それは単に学生の成績に対する説明可能な証拠を用意すればよいというものではない. 学生の成績は教育の成果の一部でしかなく, 教育のプロセスに関しても成果とエビデンスが求められるようになった. つまり学部が組織として教育改善に継続的かつ効果的に取り組むことが求められ, その成果や改善策の...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2015/01/01, Vol.135(1), pp.77-78 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 薬学6年制教育における分野別評価, いわゆる第三者評価が2014年度から本格的に始まった. 6年制薬学教育における教育成果を媒介に, 教育プログラムの一連の活動に関する質の監視と向上を目的とした同僚評価(Peer Review)である. 適切な評価を行うために, 教育のエビデンスが重要視されるようになったものの, それは単に学生の成績に対する説明可能な証拠を用意すればよいというものではない. 学生の成績は教育の成果の一部でしかなく, 教育のプロセスに関しても成果とエビデンスが求められるようになった. つまり学部が組織として教育改善に継続的かつ効果的に取り組むことが求められ, その成果や改善策の評価に対してもエビデンスが必要とされているのである(薬学教育評価 基準10-2-3). Faculty Developmentが義務化され, 学部教育の見直しは定着しつつあるが, その成果を測定している例は薬学教育ではまだ少ない. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.14-00215-F |