アンジオテンシン受容体拮抗薬/サイアザイド系利尿薬配合薬の臨床検査値(血清カリウム値, 血清ナトリウム値, 尿酸値)に与える影響
「緒言」 高血圧は日本で最も有病者が多い慢性疾患であり, 心血管病の重要な危険因子である. 日本高血圧学会による高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)では心血管病の発症, 進展, 再発を抑えるために, 患者の病態に応じた降圧目標値を設定し, 厳格な血圧管理を推奨している. しかし, 多くの場合, 降圧薬単剤で厳格な血圧管理を行うことは難しく, 作用機序の異なる複数の降圧薬を併用する必要がある. JSH2009ではアンジオテンシン受容体拮抗薬(angiotensin receptor blocker; ARB)及びアンジオテンシン変換酵素阻害薬(angiotensin-converti...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2014-06, Vol.134 (6), p.767-774 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」 高血圧は日本で最も有病者が多い慢性疾患であり, 心血管病の重要な危険因子である. 日本高血圧学会による高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)では心血管病の発症, 進展, 再発を抑えるために, 患者の病態に応じた降圧目標値を設定し, 厳格な血圧管理を推奨している. しかし, 多くの場合, 降圧薬単剤で厳格な血圧管理を行うことは難しく, 作用機序の異なる複数の降圧薬を併用する必要がある. JSH2009ではアンジオテンシン受容体拮抗薬(angiotensin receptor blocker; ARB)及びアンジオテンシン変換酵素阻害薬(angiotensin-converting enzyme inhibitor; ACE-I)などのレニン-アンジオテンシン系(renin-angiotensin system; RAS)抑制薬の併用薬として利尿薬又はカルシウム拮抗薬を推奨している. |
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ISSN: | 0031-6903 |