医・薬・患をつなぐ医療と,連携情報二次活用への期待
「1. 医・薬・患連携の現状と課題」医療者が患者・家族とともに質の高い医療を行う上でチーム医療は不可欠とされ, 1)チーム医療の展開は, 病院・診療所の各施設におけるチーム医療から施設をまたぐ地域におけるチーム医療へと拡がりをみせようとしている. チーム医療は, 医療に従事する多種多様な医療スタッフが, 各々の高い専門性を前提に, 目的と情報を共有し, 業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い, 患者の状況に的確に対応した医療を提供すること1)とされているが, 地域におけるチーム医療を実践する上で, この「目的と情報を共有」が高い障壁となる. 現状では, 目的と情報を共有するための情報伝達の手...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2014/05/01, Vol.134(5), pp.589-593 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 医・薬・患連携の現状と課題」医療者が患者・家族とともに質の高い医療を行う上でチーム医療は不可欠とされ, 1)チーム医療の展開は, 病院・診療所の各施設におけるチーム医療から施設をまたぐ地域におけるチーム医療へと拡がりをみせようとしている. チーム医療は, 医療に従事する多種多様な医療スタッフが, 各々の高い専門性を前提に, 目的と情報を共有し, 業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い, 患者の状況に的確に対応した医療を提供すること1)とされているが, 地域におけるチーム医療を実践する上で, この「目的と情報を共有」が高い障壁となる. 現状では, 目的と情報を共有するための情報伝達の手段が紙ベースで情報量に限界がある上に, また, 通信手段は電話・FAXに依存するため多くの関係者でリアルタイムに必要な情報を共有できないからである. Figure 1は, 病院・診療所(Fig.1, Left)と保険薬局(Fig.1, Right)の情報連携の現状と課題を示している. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.13-00256-2 |