ディビゲル® 1 mg使用中の患者の理解度と使用感調査

「緒言」ホルモン補充療法(hormone replacement therapy; HRT)は, エストロゲン欠乏に伴う諸症状の悪化防止あるいはエストロゲン欠乏疾患の治療を目的に考案された療法で, 閉経後女性の健康維持や改善に有効かつ有用な療法として期待されていた. しかし, 2002年, Women's Health Initiative (WHI)がHRTは冠動脈疾患や乳がん等の危険性を増大させ, 総合的にリスクがベネフィットを上回ると報告して以降, 1) HRTが制限されるようになった. それでもHRTの意義と効果について再解析・再評価され, 日本産科婦人科学会・日本女性医学学...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2014/04/01, Vol.134(4), pp.575-580
Hauptverfasser: 曽田, 翠, 小川, 香, 原田, 八恵子, 川本, 鈴子, 田中, 美葉子, 山口, 真結子, 髙橋, 智恵, 上野, 朝子, 長田, 孝司, 小栗, 明子, 山村, 恵子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」ホルモン補充療法(hormone replacement therapy; HRT)は, エストロゲン欠乏に伴う諸症状の悪化防止あるいはエストロゲン欠乏疾患の治療を目的に考案された療法で, 閉経後女性の健康維持や改善に有効かつ有用な療法として期待されていた. しかし, 2002年, Women's Health Initiative (WHI)がHRTは冠動脈疾患や乳がん等の危険性を増大させ, 総合的にリスクがベネフィットを上回ると報告して以降, 1) HRTが制限されるようになった. それでもHRTの意義と効果について再解析・再評価され, 日本産科婦人科学会・日本女性医学学会は, より安心してHRTを行えることを目的とした『ホルモン補充療法ガイドライン』を2009年度, 2012年度にまとめ, 公表している. 2) HRTは更年期障害の諸症状治療に重点をおいた短期投与と, 骨代謝・脂質代謝への効果に重点をおいた長期投与に大別される.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.13-00246