慢性及び難治性疼痛発症機序の解明と創薬に向けて

本誌上シンポジウムに掲載された総説は, 2013年3月30日に横浜で開催された日本薬学会第133年会シンポジウムS30-102「慢性及び難治性疼痛発症機序の解明と創薬に向けて」における発表内容を中心にまとめたものである. すなわち, 「年会で本シンポジウムに参加したが, 活字でもう一度読みたい」, 「年会では他の発表を聴講したため, このシンポジウムに参加できなかったが, 内容について詳しく知りたい」との要望に応えるべく企画されたものである. 高齢化社会を迎え, なんらかの痛みを有する患者は増加の一途にある. そのため, 安全かつ有効な鎮痛薬の開発は, 痛みに苦しむ患者のQOLの向上において緊...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2014/03/01, Vol.134(3), pp.371-372
Hauptverfasser: 徳山, 尚吾, 前田, 武彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本誌上シンポジウムに掲載された総説は, 2013年3月30日に横浜で開催された日本薬学会第133年会シンポジウムS30-102「慢性及び難治性疼痛発症機序の解明と創薬に向けて」における発表内容を中心にまとめたものである. すなわち, 「年会で本シンポジウムに参加したが, 活字でもう一度読みたい」, 「年会では他の発表を聴講したため, このシンポジウムに参加できなかったが, 内容について詳しく知りたい」との要望に応えるべく企画されたものである. 高齢化社会を迎え, なんらかの痛みを有する患者は増加の一途にある. そのため, 安全かつ有効な鎮痛薬の開発は, 痛みに苦しむ患者のQOLの向上において緊急の課題となっている. さらに, 医療費負担の軽減と労働生産力の損失の抑制にも寄与できるものと考えられ, 今後の医療・経済政策においても解決を急がねばなるまい. 近年, 疼痛緩和領域において, 特に慢性疼痛に対する関心が高まっている.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.13-00236-F