ナノテクノロジーが拓く新たな超音波診断・治療技術
「1. はじめに」 近年, “Therapeutics(治療)”と“Diagnostics(診断)”を合わせた新たな言葉“Theranostics(セラノスティクス)”が注目されている. この言葉は文字通り治療と診断を同時に行うシステムを示している. この言葉の出現の背景には, 診断・治療のための医療機器の技術革新がある. 現在, X線 computed tomography(CT), magnetic resonance imaging(MRI), positron emission tomography(PET), 超音波などの診断用装置が臨床応用されている. その中で超音波造影装置は,...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2013/12/01, Vol.133(12), pp.1263-1268 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」 近年, “Therapeutics(治療)”と“Diagnostics(診断)”を合わせた新たな言葉“Theranostics(セラノスティクス)”が注目されている. この言葉は文字通り治療と診断を同時に行うシステムを示している. この言葉の出現の背景には, 診断・治療のための医療機器の技術革新がある. 現在, X線 computed tomography(CT), magnetic resonance imaging(MRI), positron emission tomography(PET), 超音波などの診断用装置が臨床応用されている. その中で超音波造影装置は, 管理区域が不要, 小型でベッドサイドにも運搬可能, 比較的安価, リアルタイムイメージングが可能などの多くの利点があり注目されている. また, 最近では標的部位に体外からピンポイントに超音波のエネルギーを集束できる治療用超音波装置〔強力集束超音波(high intensity focused ultrasound ; HIFU)〕が開発され, 新たながん治療法として期待されている. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.13-00222-1 |