治験実施計画書を題材としたスモールグループディスカッション&ロールプレイ形式による治験実習プログラムの構築

「緒言」厚生労働省と文部科学省は2007年度より「新たな治験活性化5ヵ年計画」をスタートさせ, 治験中核病院や治験拠点病院を整備した. また治験の活性化に不可欠な人材育成を目標として, グローバルスタディ(国際共同治験)や医師主導治験に対応できる治験コーディネーター(CRC)を育成する「CRC上級研修」をスタートさせた. 1)これらの経緯は治験を実施するにあたり, CRCに求められるものが非常に大きくなってきていることの表れである. 近年, 薬剤師の治験参加として, 病院CRCだけではなく治験施設支援機関(SMO)や開発業務受託機関(CRO)における臨床開発モニター(CRA)での活動も盛んにな...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2010, Vol.130 (8), p.1075-1084
Hauptverfasser: 今給黎修a, b, 首藤英樹a, 西川理c, 萩原省武c, 井上幸子b, 小柳多恵子d, 平川雅章b, c, 片岡泰文a
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」厚生労働省と文部科学省は2007年度より「新たな治験活性化5ヵ年計画」をスタートさせ, 治験中核病院や治験拠点病院を整備した. また治験の活性化に不可欠な人材育成を目標として, グローバルスタディ(国際共同治験)や医師主導治験に対応できる治験コーディネーター(CRC)を育成する「CRC上級研修」をスタートさせた. 1)これらの経緯は治験を実施するにあたり, CRCに求められるものが非常に大きくなってきていることの表れである. 近年, 薬剤師の治験参加として, 病院CRCだけではなく治験施設支援機関(SMO)や開発業務受託機関(CRO)における臨床開発モニター(CRA)での活動も盛んになってきており, 治験においては薬剤師の関与が不可欠である. 2006年度から薬学部が6年制になり, 新たな薬学教育として示された「薬学教育モデル・コアカリキュラム」においては, 一般目標として「医薬品開発において治験がどのように行われるかを理解するために, 治験に関する基本的知識とそれを実施する上で求められる適切な態度を修得する」とあり, この記載内容が薬学治験教育の指標となっている.
ISSN:0031-6903