C型肝炎治療法開発の最前線と今後の展開
C型肝炎ウイルス(HCV)感染者は世界で約1億7000万人, わが国では約200万人も存在するといわれ, HCV感染症は慢性肝炎から肝硬変, 肝がんへ至る可能性が高いことから効果的な治療法の開発が必要とされている. 日本薬学会第129年会の一般シンポジウムとして「C型肝炎治療法開発の最前線と今後の展開」のタイトルの下に感染症研究の第一線でご活躍の6名のシンポジストに講演をお願いし, C型肝炎の新規治療法の今後の展開を議論した. 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学の竹原徹郎先生には臨床医の立場から「C型肝炎に対する抗ウイルス治療の現況と今後の展開」というタイトルでC型肝炎治療の現状の紹介,...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2010/02/01, Vol.130(2), pp.141-142 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | C型肝炎ウイルス(HCV)感染者は世界で約1億7000万人, わが国では約200万人も存在するといわれ, HCV感染症は慢性肝炎から肝硬変, 肝がんへ至る可能性が高いことから効果的な治療法の開発が必要とされている. 日本薬学会第129年会の一般シンポジウムとして「C型肝炎治療法開発の最前線と今後の展開」のタイトルの下に感染症研究の第一線でご活躍の6名のシンポジストに講演をお願いし, C型肝炎の新規治療法の今後の展開を議論した. 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学の竹原徹郎先生には臨床医の立場から「C型肝炎に対する抗ウイルス治療の現況と今後の展開」というタイトルでC型肝炎治療の現状の紹介, 現行の治療が抱える様々な問題点と解決の方策について講演して頂いた. 現在のペグインターフェロンとリバビリンの併用による標準的治療が確立された経緯を説明された後に, 治療効果に関連する因子をウイルス側, 宿主側, そして治療側の因子に大別しそれぞれについて解説された. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.130.141 |