親水性薬物の微量分析に対する大気圧光イオン化質量分析法の応用範囲の検討

「緒言」 現在, 液体クロマトグラフィー質量分析法(liquid chromatography/mass spectrometry;LC/MS)は血漿や血清といった生体試料中の薬物を定量する手段として重要な位置を占めている. LC/MSに用いるイオン化法としては, エレクトロスプレーイオン化(electrospray ionization;ESI)法及び大気圧化学イオン化(atmospheric pressure chemical ionization;APCI)法が用いられてきている. 1)その一方, 比較的最近になり大気圧光イオン化(atmospheric pressure photoio...

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Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2009/08/01, Vol.129(8), pp.993-999
Hauptverfasser: 丹羽, 誠, 河城, 孝史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」 現在, 液体クロマトグラフィー質量分析法(liquid chromatography/mass spectrometry;LC/MS)は血漿や血清といった生体試料中の薬物を定量する手段として重要な位置を占めている. LC/MSに用いるイオン化法としては, エレクトロスプレーイオン化(electrospray ionization;ESI)法及び大気圧化学イオン化(atmospheric pressure chemical ionization;APCI)法が用いられてきている. 1)その一方, 比較的最近になり大気圧光イオン化(atmospheric pressure photoionization;APPI)法が開発された. 2) APPI法には光照射により試料を直接イオン化するdirect APPIモードと, イオン化を促進するドーパントを移動相に添加するdopant-assisted APPIモードとがあり, より高感度が得られる3)後者が微量定量に用いられる.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.129.993