薬学OSCEにおけるコミュニケーション能力評価の信頼性に関する検討

「緒言」薬学教育においては, 医学教育と同様に平成21年度から共用試験が実施されることになっている. そのうち特に学生の技能・態度を評価する試験である客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination;OSCE)に関してはその実施体制の確認あるいは課題や評価内容の検討を目的としたトライアルが全国の大学で実施されている. 1-3) 薬学OSCEで実施される課題は5領域から6課題と予定されており, 4) 患者との良好なコミュニケーションを行うための技能・態度についても取り上げられ医療面接課題として患者・来局者応対及び情報提供(服薬指導)といった内...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2009/05/01, Vol.129(5), pp.609-616
Hauptverfasser: 窪田, 愛恵, 矢野, 義孝, 森本, 剛, 関, 進, 高田, 香織, 蔵本, 伸生, 前田, 祐子, 赤池, 昭紀, 平出, 敦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」薬学教育においては, 医学教育と同様に平成21年度から共用試験が実施されることになっている. そのうち特に学生の技能・態度を評価する試験である客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination;OSCE)に関してはその実施体制の確認あるいは課題や評価内容の検討を目的としたトライアルが全国の大学で実施されている. 1-3) 薬学OSCEで実施される課題は5領域から6課題と予定されており, 4) 患者との良好なコミュニケーションを行うための技能・態度についても取り上げられ医療面接課題として患者・来局者応対及び情報提供(服薬指導)といった内容の課題が検討されている. われわれは既に, 医学部におけるコミュニケーション教育に取り組む一方で医学英語教育に関連した異文化コミュニケーションに関する研究や医療面接における非言語的コミュニケーション情報の解析に関する研究5-8)を行ってきた.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.129.609