薬学部低学年におけるPBL(Problem-based Learning)教育の試みその効果と問題点

薬学教育においてsmall group teachingを取り入れる必要性はよく認識されている. 近年, 米国のHarvard大学やUCLA大学を始めとする多くの大学はsmall group teachingの独自の方法を考案し, 医学部の学生を対象に実践している〔例えば, Harvard New PathwayやUCLAのCABS(clinical application for the basic science)症例学習〕. 1-4)日本においても医学教育や看護教育にこのようなsmall group teachingの方法が広がり, 効果的な教育方法として認められるようになってきた. し...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2004, Vol.124 (1), p.37-42
Hauptverfasser: 関口雅樹a, 山門一平a, 加藤哲太b, 鳥越甲順a
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:薬学教育においてsmall group teachingを取り入れる必要性はよく認識されている. 近年, 米国のHarvard大学やUCLA大学を始めとする多くの大学はsmall group teachingの独自の方法を考案し, 医学部の学生を対象に実践している〔例えば, Harvard New PathwayやUCLAのCABS(clinical application for the basic science)症例学習〕. 1-4)日本においても医学教育や看護教育にこのようなsmall group teachingの方法が広がり, 効果的な教育方法として認められるようになってきた. しかしながら, 薬学部においては同じ医療従事者を教育する場でありながらいまだ学部授業の一環として取り入れる試みはなされていない. チーム医療が必要不可欠となった現代の社会で, グループ学習は医師などの医療従事者と同等に対話する手段を学ぶ有効な場である.
ISSN:0031-6903