気管支喘息患者のステロイド吸入に及ぼす最大吸気流速と吸入手技の影響
気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患と定義され, ステロイド吸入剤は「喘息の診断治療ガイドライン」に喘息管理発作予防の重要な長期管理薬と位置付けられている1). 本邦では, ステロイド吸入剤の吸入方法として, 速く深く吸入するタイプの「ドライパウダー式吸入器(DPI:dry powder inhaler)」, 及びゆっくり吸入するタイプの「定量噴霧式吸入器(MDI:metered dose inhaler)」の2種類が適用されている. これらによる治療効果には, 薬剤の吸入手技が大きく影響することが報告されている. 2)また, DPIの有用性がMDIより高いとされているが, 2)一方では患者の慣れ...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2003/03/01, Vol.123(3), pp.211-215 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患と定義され, ステロイド吸入剤は「喘息の診断治療ガイドライン」に喘息管理発作予防の重要な長期管理薬と位置付けられている1). 本邦では, ステロイド吸入剤の吸入方法として, 速く深く吸入するタイプの「ドライパウダー式吸入器(DPI:dry powder inhaler)」, 及びゆっくり吸入するタイプの「定量噴霧式吸入器(MDI:metered dose inhaler)」の2種類が適用されている. これらによる治療効果には, 薬剤の吸入手技が大きく影響することが報告されている. 2)また, DPIの有用性がMDIより高いとされているが, 2)一方では患者の慣れや使いやすさに基づいた吸入器の選択によりMDIが優先されることもある. 3)また, 肺機能検査最大呼気流速(PEF:peak expiratory flow)測定が喘息の病態評価のために測定され, 最近ではデバイスの取り扱いが簡便となったため患者自身による自己管理が可能となり, 経過観察上の有力な指標として日常的に利用されている. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.123.211 |