岩井市におけるお薬手帳活用状況と医師によるお薬手帳の有用性評価

お薬手帳は, 患者の薬剤使用歴, 服用に際して注意すべき事項, 副作用歴等を薬局薬剤師又は患者自身が記入しておくもので, 副作用の未然防止や重複投薬の防止等に有効な手段として評価されている. 1)平成12年4月の調剤報酬改定に伴いお薬手帳が診療報酬上評価を受け, 保険薬局においてお薬手帳が急速に普及を開始した. 岩井市薬剤師会においては, 平成12年度より全保険薬局が地域医療底上げの一環として「お薬手帳」の普及に努めてきたが, お薬手帳普及活動が2年を経過したのを機に, 実際の普及率及び活用状況について市内全保険薬局を対象に実態を調査した. また, 同時に院外処方せんを発行している岩井市内の全...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:YAKUGAKU ZASSHI 2003/03/01, Vol.123(3), pp.151-155
Hauptverfasser: 山浦, 克典, 増田, 道雄, 元橋, 克, 倉持, 欽也, 石塚, とみ子, 染谷, 敏文, 菅沼, 康次, 元橋, 元
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:お薬手帳は, 患者の薬剤使用歴, 服用に際して注意すべき事項, 副作用歴等を薬局薬剤師又は患者自身が記入しておくもので, 副作用の未然防止や重複投薬の防止等に有効な手段として評価されている. 1)平成12年4月の調剤報酬改定に伴いお薬手帳が診療報酬上評価を受け, 保険薬局においてお薬手帳が急速に普及を開始した. 岩井市薬剤師会においては, 平成12年度より全保険薬局が地域医療底上げの一環として「お薬手帳」の普及に努めてきたが, お薬手帳普及活動が2年を経過したのを機に, 実際の普及率及び活用状況について市内全保険薬局を対象に実態を調査した. また, 同時に院外処方せんを発行している岩井市内の全医療機関の医師を対象に, お薬手帳の利用状況に関してアンケート調査し, 臨床上の有用性について検討した.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.123.151