尿路外悪性腫瘍に伴う水腎症に対する金属尿管ステントの使用成績及び排尿症状に関する検討

【目的】腫瘍性尿管閉塞に対する金属尿管ステント留置症例の使用成績及び排尿症状に関する検討を行った. 【対象および方法】2014年12月から2017年4月までに, 腫瘍性尿管閉塞に対し金属尿管ステントを留置した11例を対象とした. 腎機能, ステント有効期間, 質問紙票を用いた排尿症状の評価を検討した. 【結果】平均年齢は60.4歳 (46-74歳), 原因疾患は消化器癌が7例, 婦人科癌が3例, 乳房外Paget病が1例であった. 両側例が5例であった. 血清クレアチニン値は留置前平均1.77 (0.65-5.4) mg/dLから留置後1.11 (0.71-2.14) mg/dLに改善した....

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Veröffentlicht in:Japanese Journal of Endourology 2019, Vol.32(2), pp.185-189
Hauptverfasser: 逢坂, 公人, 藤岡, あずみ, 村岡, 研太郎, 蓮見, 壽史, 林, 成彦, 槙山, 和秀, 近藤, 慶一, 中井川, 昇
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】腫瘍性尿管閉塞に対する金属尿管ステント留置症例の使用成績及び排尿症状に関する検討を行った. 【対象および方法】2014年12月から2017年4月までに, 腫瘍性尿管閉塞に対し金属尿管ステントを留置した11例を対象とした. 腎機能, ステント有効期間, 質問紙票を用いた排尿症状の評価を検討した. 【結果】平均年齢は60.4歳 (46-74歳), 原因疾患は消化器癌が7例, 婦人科癌が3例, 乳房外Paget病が1例であった. 両側例が5例であった. 血清クレアチニン値は留置前平均1.77 (0.65-5.4) mg/dLから留置後1.11 (0.71-2.14) mg/dLに改善した. 平均留置期間は4.0か月 (0.6-9か月) であった. 主要下部尿路症状質問票ではQOL indexは6例中5例で改善し, 下部尿路症状の悪化は認めなかった. 【結論】金属尿管ステント留置により腎機能が改善しQOLの低下は認めなかった.
ISSN:2186-1889
2187-4700
DOI:10.11302/jsejje.32.185