泌尿器腹腔鏡技術認定制度の概要と15年間の成績

「はじめに」泌尿器腹腔鏡手術は, 各種手術の保険収載もあり, 急速に普及し, 泌尿器外科医にとって必須の技術となった. その過程では, 重大合併症が比較的多数報道され, 術者の教育と技術評価が求められるようになった. 日本泌尿器内視鏡学会と日本泌尿器科学会での議論を経て, 2004年に泌尿器腹腔鏡技術認定制度が創設された. これは, 日本内視鏡外科学会が統括する内視鏡外科技術認定制度の泌尿器科領域を担うものと位置付けられている. 2019年春には15年目の審査が終了し, 泌尿器腹腔鏡技術認定制度は泌尿器科において広く定着し, 若手泌尿器科医にとっては技術習得の目標, 総括試験と位置づけられるよ...

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Veröffentlicht in:Japanese Journal of Endourology 2019, Vol.32(1), pp.45-50
Hauptverfasser: 松田, 公志, 寺地, 敏郎, 金山, 博臣, 羽渕, 友則
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」泌尿器腹腔鏡手術は, 各種手術の保険収載もあり, 急速に普及し, 泌尿器外科医にとって必須の技術となった. その過程では, 重大合併症が比較的多数報道され, 術者の教育と技術評価が求められるようになった. 日本泌尿器内視鏡学会と日本泌尿器科学会での議論を経て, 2004年に泌尿器腹腔鏡技術認定制度が創設された. これは, 日本内視鏡外科学会が統括する内視鏡外科技術認定制度の泌尿器科領域を担うものと位置付けられている. 2019年春には15年目の審査が終了し, 泌尿器腹腔鏡技術認定制度は泌尿器科において広く定着し, 若手泌尿器科医にとっては技術習得の目標, 総括試験と位置づけられるようになった. 本制度の概要, 泌尿器科における15年間の審査結果, 審査の信頼性, 妥当性の評価結果についてまとめて報告する.
ISSN:2186-1889
2187-4700
DOI:10.11302/jsejje.32.45