術中腎盂尿培養と結石培養はTUL術後SIRSハイリスク患者に有用である
TUL120症例を対象に, 患者・結石・手術の各因子について, 術後SIRSを発症した群としなかった群に分けて比較検討した. さらに術前自然尿培養と術中腎盂尿培養および結石培養の結果の関連を検討した. 術前自然尿培養陽性は49/120例 (40.8%), 術中腎盂尿培養陽性は15/118例 (12.7%), 結石培養陽性は17/114例 (14.9%). 術後SIRSを発症した症例は10/120例 (8.2%). 多変量解析の結果, 腎盂尿培養陽性が唯一有意な術後SIRS予測因子であった. SIRS発症例のうち, 7例は術前自然尿培養が陽性だったが, そのうち術中腎盂尿培養・結石培養と菌種が一...
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Veröffentlicht in: | Japanese Journal of Endourology 2018, Vol.31(2), pp.228-233 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | TUL120症例を対象に, 患者・結石・手術の各因子について, 術後SIRSを発症した群としなかった群に分けて比較検討した. さらに術前自然尿培養と術中腎盂尿培養および結石培養の結果の関連を検討した. 術前自然尿培養陽性は49/120例 (40.8%), 術中腎盂尿培養陽性は15/118例 (12.7%), 結石培養陽性は17/114例 (14.9%). 術後SIRSを発症した症例は10/120例 (8.2%). 多変量解析の結果, 腎盂尿培養陽性が唯一有意な術後SIRS予測因子であった. SIRS発症例のうち, 7例は術前自然尿培養が陽性だったが, そのうち術中腎盂尿培養・結石培養と菌種が一致したのは3例のみであった. 術後SIRSのリスクが高い症例では, 術中腎盂尿培養と結石培養検査を行うことを推奨する. |
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ISSN: | 2186-1889 2187-4700 |
DOI: | 10.11302/jsejje.31.228 |