3.ヒトにおけるデヒドロアスコルビン酸のビタミンC効力 : グルタチオンSトランスフェラーゼ一塩基多型との関連(第126回会議研究発表要旨,ビタミンC研究委員会)
【目的】酸化型ビタミンC(DAsA)および還元型ビタミンC(AsA)の体内への取り込み量から, DAsAのビタインC(C)効力を明らかにすることを目的として, 低C食を摂取した被験者に一定量のDAsA(174mg)またはAsA(176mg)を経口負荷し, 血中および尿中総C量を経時的に測定した. また, Cは酸化ストレスや生体異物の防護に働くことが期待されており, これらに関与する遺伝子多型(glutathione S-transferase P1;GSTP1, superoxide dismutase;SOD)とC代謝との関連についても検討した. 【方法】3日間の低C食(C摂取量:5mg/日...
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Veröffentlicht in: | ビタミン 2008/11/25, Vol.82(11), pp.630-631 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】酸化型ビタミンC(DAsA)および還元型ビタミンC(AsA)の体内への取り込み量から, DAsAのビタインC(C)効力を明らかにすることを目的として, 低C食を摂取した被験者に一定量のDAsA(174mg)またはAsA(176mg)を経口負荷し, 血中および尿中総C量を経時的に測定した. また, Cは酸化ストレスや生体異物の防護に働くことが期待されており, これらに関与する遺伝子多型(glutathione S-transferase P1;GSTP1, superoxide dismutase;SOD)とC代謝との関連についても検討した. 【方法】3日間の低C食(C摂取量:5mg/日以下)を摂取した被験者にDAsAまたはAsAを経口負荷させ, 採尿を負荷前と負荷3, 6, 9, 12, 24時間後, 採決を負荷前と負荷1, 3時間後に実施し, 尿中および全血中総C量の測定を行った. C負荷量は2005, 2006年には1mmol(被験者は合わせて17名), 2007年には2mmol(被験者3名)とした. 本試験はクロスオーバー法により行った. 遺伝子多型分析はTaqManプローブ法によるリアルタイムPCRによった. 【結果】2005, 2006年に実施した被験者17名のC負荷後24時間尿中総C排泄量はDAsA, AsAのいずれを負荷した場合にも差は認められなかったが, C排泄量には個人差が大きいことを認めた. 血中総C量は, 負荷1時間後においてDAsA群がAsA群を有意に上回った(P |
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ISSN: | 0006-386X 2424-080X |
DOI: | 10.20632/vso.82.11_630 |