蛍光検出高速液体クロマトグラフィー法による食品中のビタミンK類の測定

「緒言」血液凝固因子生合成反応に関与するビタミンK類[Ks, 主としてK1とK2(MK-n)]に関する研究は最近, 高感度HPLC分析法の発展と共に増大してきているが, 研究の対象となっているのは主として生体試料中のKsであり, 生体と密接な関わりあいを持っている食品中のKsについての報告は少ない. 我々はこれまでに高感度HPLC分析法を開発して生体試料及び植物性食品中のKsを定性及び定量的に明らかにしてきたが, 今回動物性食品中のKsの分析法を開発し, 魚介類, 獣鳥肉類, 卵類及び乳類中のKsの測定を行ったので報告する. なお動物性食品中のKsのHPLC分析に関しては, 乳類に関する報告が...

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Veröffentlicht in:ビタミン 1989/03/25, Vol.63(3), pp.147-151
Hauptverfasser: 平内, 三政, 坂野, 俊行, 野津本, 茂, 長岡, 忠義, 森本, 厚, 藤本, 恭子, 増田, 佐智子, 鈴木, 由紀子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」血液凝固因子生合成反応に関与するビタミンK類[Ks, 主としてK1とK2(MK-n)]に関する研究は最近, 高感度HPLC分析法の発展と共に増大してきているが, 研究の対象となっているのは主として生体試料中のKsであり, 生体と密接な関わりあいを持っている食品中のKsについての報告は少ない. 我々はこれまでに高感度HPLC分析法を開発して生体試料及び植物性食品中のKsを定性及び定量的に明らかにしてきたが, 今回動物性食品中のKsの分析法を開発し, 魚介類, 獣鳥肉類, 卵類及び乳類中のKsの測定を行ったので報告する. なお動物性食品中のKsのHPLC分析に関しては, 乳類に関する報告が知られているのみである.
ISSN:0006-386X
2424-080X
DOI:10.20632/vso.63.3_147