2本鎖RNAファージに対するアスコルビン酸の不活化作用

「緒言」著者らは, AsAのウイルスに対する不活化作用について, 広範な種類の細菌ウイルス(ファージ)をモデル系として用い, 系統的な研究を行っている. そして, 2本鎖DNAファージ, 1本鎖DNAファージ, 及び1本鎖RNAファージがAsAによって不活化されることを報告した. 本報では, 2本鎖RNAファージに対するAsAの作用について研究した結果を報告する. 「実験方法」「1. ファージ及び宿主菌」2本鎖RNAファージの代表としてVidaverらが発見したφ6ファージを用いた. 宿主国はPseudomonas phaseolicola HB10Yである. なお, φ6ファージ及び宿主菌は...

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Veröffentlicht in:ビタミン 1983/10/25, Vol.57(9-10), pp.515-521
Hauptverfasser: 村田, 晃, 末永, 光, 井上, 実千代, 田中, 良博, 加藤, 富民雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」著者らは, AsAのウイルスに対する不活化作用について, 広範な種類の細菌ウイルス(ファージ)をモデル系として用い, 系統的な研究を行っている. そして, 2本鎖DNAファージ, 1本鎖DNAファージ, 及び1本鎖RNAファージがAsAによって不活化されることを報告した. 本報では, 2本鎖RNAファージに対するAsAの作用について研究した結果を報告する. 「実験方法」「1. ファージ及び宿主菌」2本鎖RNAファージの代表としてVidaverらが発見したφ6ファージを用いた. 宿主国はPseudomonas phaseolicola HB10Yである. なお, φ6ファージ及び宿主菌は, Vidaver博士(Department of Plant Pathology, University of Nebraska)の許可を得て, 協和発酵工業(株)富田房男博士から分与された.
ISSN:0006-386X
2424-080X
DOI:10.20632/vso.57.9-10_515