Cyclocarbothiamineにかんする研究(VIII)マウスに静脈内注射したときの分布および排泄について

CCTが腸管から容易に吸収され生体内でB1と炭酸に変わることはすでに報告した. 今回は35Sで標識したCCTおよびB1をマウスに静脈内注射し, 全身オートラジオグラフィーおよび組織中の35S測定により生体内分布と排泄について検討した. また本物質がヒトおよびウサギの消化管の運動を促進することが知られているので小腸のミクロオートラジオグラフィーも行なつた. 「実験の部」「(1)マウスに静注したときの全身オートラジオグラフィー」「実験方法」体重28-32gのICR-JCL雄マウスに比放射能12.3mCi/mMのCCT-35S塩酸塩およびB1-35S塩酸塩をCCT塩酸塩として10mg/kg静脈内注射...

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Veröffentlicht in:ビタミン 1970/02/25, Vol.41(2), pp.67-75
Hauptverfasser: 栗秋, 要, 佐渡, 卓朗, 塩原, 有一, 佐野, 健治, 佐々木, 弘三, 村上, 増雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:CCTが腸管から容易に吸収され生体内でB1と炭酸に変わることはすでに報告した. 今回は35Sで標識したCCTおよびB1をマウスに静脈内注射し, 全身オートラジオグラフィーおよび組織中の35S測定により生体内分布と排泄について検討した. また本物質がヒトおよびウサギの消化管の運動を促進することが知られているので小腸のミクロオートラジオグラフィーも行なつた. 「実験の部」「(1)マウスに静注したときの全身オートラジオグラフィー」「実験方法」体重28-32gのICR-JCL雄マウスに比放射能12.3mCi/mMのCCT-35S塩酸塩およびB1-35S塩酸塩をCCT塩酸塩として10mg/kg静脈内注射した. 静注後3, 15, 30分, 1, 3, 6および24時間にクロロホルムで麻酔死させたのちUllbergおよび松岡らの方法に準じてオートラジオグラムを作成した.
ISSN:0006-386X
2424-080X
DOI:10.20632/vso.41.2_67