ロイコマイシン耐性乳酸菌によるパントテン酸, ニコチン酸および葉酸の定量

抗生物質投与時のビタミン欠乏や, 抗生物質とビタミンの混合製剤とか, 抗生物質製造の培養液などに含まれているビタミン量をしらべるときなど, 抗生物質共存下でのビタミン定量の必要にせまられることが多い. すでに, このような目的のためにストレプトマイシン, ジヒドロストレプトマイシン, クロラムフェニコール, テトラサイクリンおよびエリスロマイシンなどの数種の抗生物質について, これら抗生物質に耐性の乳酸菌を使用することにより微生物定量法の可能であることが報告されている. 著者らも, たまたまLM共存下のビタミンを定量する必要にせまられたのでLM耐性の乳酸菌を使用する微生物定量を検討した. 「実...

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Veröffentlicht in:ビタミン 1968/05/25, Vol.37(5), pp.498-503
Hauptverfasser: 佐久間, 礼三郎, 島崎, 武志, 北村, 二朗, 高取, 吉太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:抗生物質投与時のビタミン欠乏や, 抗生物質とビタミンの混合製剤とか, 抗生物質製造の培養液などに含まれているビタミン量をしらべるときなど, 抗生物質共存下でのビタミン定量の必要にせまられることが多い. すでに, このような目的のためにストレプトマイシン, ジヒドロストレプトマイシン, クロラムフェニコール, テトラサイクリンおよびエリスロマイシンなどの数種の抗生物質について, これら抗生物質に耐性の乳酸菌を使用することにより微生物定量法の可能であることが報告されている. 著者らも, たまたまLM共存下のビタミンを定量する必要にせまられたのでLM耐性の乳酸菌を使用する微生物定量を検討した. 「実験方法」「(1)使用菌株」微生物定量用として一般に使用されているLactobacillus arabinosum 17-5, L. casei, L. fermenti 36, Streptococcus faecalis R, Leuconostoc mesenteroides P-60の5種類を使用した.
ISSN:0006-386X
2424-080X
DOI:10.20632/vso.37.5_498