エポキシカロチノイドにかんする研究 : (VI)ニオイヤグルマ黄色種のカロチノイド
Centaurea属植物の成分については主としてアセチレン系化合物について広汎な研究が行なわれているが, その花の色素についてはわずかにヤグルマギクのアントシアン系色素について報告があるにすぎない. ニオイヤグルマCentaurea moschata L.についても上記ポリアセチレン系化合物としてCH3CH=CH-(C≡C)4CH=CH2が見出されたのみで他に全く記載がない. 若者らはニオイヤグルマ黄色種がエポキシカロチノイド源として好適の天然材料であることを認め他の一般カロチノイド色素の分布と比較する目的で成分色素の検索を行なつた. その結果epiphasic色素成分として8種の主色素および...
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Veröffentlicht in: | ビタミン 1964/07/25, Vol.30(1), pp.9-12 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | Centaurea属植物の成分については主としてアセチレン系化合物について広汎な研究が行なわれているが, その花の色素についてはわずかにヤグルマギクのアントシアン系色素について報告があるにすぎない. ニオイヤグルマCentaurea moschata L.についても上記ポリアセチレン系化合物としてCH3CH=CH-(C≡C)4CH=CH2が見出されたのみで他に全く記載がない. 若者らはニオイヤグルマ黄色種がエポキシカロチノイド源として好適の天然材料であることを認め他の一般カロチノイド色素の分布と比較する目的で成分色素の検索を行なつた. その結果epiphasic色素成分として8種の主色素および27種の微量色素を, hypophasic色素成分として2種の主色素および17種の徴量色素を単離または分画した. 前者からはβ-Carotenediepoxide, Luteochrome, Neurosporene(いずれもall-trans体)および未詳カロチノイドC40H56O3を得たほかAurochrome, Flavochrome, Flavoxanthin esterおよびLutein monoepoxide ester(?)のall-trans体およびcis体を検出した. |
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ISSN: | 0006-386X 2424-080X |
DOI: | 10.20632/vso.30.1_9 |