学校給食にかんする栄養学的研究 : (III)パンとその原料小麦粉中のビタミンA
前報で学校給食パン(以下学給パン)ならびにその原料小麦粉中のB1, B2量についての実験結果を報告した. 1962年5月より従来主としてA給源として副食中に含まれるカロチンに依存していたものをできるだけAそのもので摂取しうるよう計るため, 文部省では学給パン用小麦粉に500I.U.%のAを添加することとなつた. 著者らは大阪市教育委員会の要請で学給パンとその原料小麦粉のA量を調べ, あわせて小麦粉に添加されたAの安定性などについても実験したので報告する. 「実験方法」「(1)供試材料」1962, 1963年の両年度にわたり学給パンは大阪市内小学校で, 小麦粉は学給パンを採取したと同じ日にその学...
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Veröffentlicht in: | ビタミン 1964/06/25, Vol.29(6), pp.530-533 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 前報で学校給食パン(以下学給パン)ならびにその原料小麦粉中のB1, B2量についての実験結果を報告した. 1962年5月より従来主としてA給源として副食中に含まれるカロチンに依存していたものをできるだけAそのもので摂取しうるよう計るため, 文部省では学給パン用小麦粉に500I.U.%のAを添加することとなつた. 著者らは大阪市教育委員会の要請で学給パンとその原料小麦粉のA量を調べ, あわせて小麦粉に添加されたAの安定性などについても実験したので報告する. 「実験方法」「(1)供試材料」1962, 1963年の両年度にわたり学給パンは大阪市内小学校で, 小麦粉は学給パンを採取したと同じ日にその学給パンを製造したパン加工工場で採取した. 小麦粉強化剤および未強化学給パン用小麦は同小麦粉を加工している製粉工場でそれぞれ製造後15日以内のものの供与を受け使用した. ショートニングは日本農林規格品の製造時にあらかじめビタミン油(理研ビタミン製50万I.U./g)を添加した試作品を用いた. |
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ISSN: | 0006-386X 2424-080X |
DOI: | 10.20632/vso.29.6_530 |